化学肥料の価格が高騰し、日々の経営に不安を感じている新潟県の農家の皆様へ。本来、地域で豊かに循環するはずの資源が、活かしきれていない現状はありませんか? 株式会社農業未来総研は、そんな課題に対し、地元新潟の資源を最大限に活用した循環型農業モデルを提案し、地域農家の皆様を力強くサポートしています。この記事では、私たちが取り組む有機肥料・籾殻燻炭の製造と無料提供の活動について、その全体像と背景を分かりやすく解説します。
「化学肥料に頼らない農業を始めたい」「地域資源をもっと有効活用したい」とお考えの皆様は、ぜひ最後までお読みください。この取り組みが、皆様の農業経営の新たな一歩となるヒントになれば幸いです。

近年、国際情勢の変動などにより、化学肥料の価格が世界的に高騰しています。特に、国際情勢の影響を受けやすいホルムズ海峡を通過する物流ルートへの懸念は、肥料価格のさらなる上昇を招く要因となっています。新潟県では、農家戸数の約7割から8割を小規模兼業農家が占めており、このような外部環境の変化は、経営の安定性に直結する深刻な問題です。
これまで化学肥料に頼ってきた農家の方々にとっては、肥料コストの増加は直接的な収益の圧迫につながります。この状況は、新潟の農業が持続的に発展していく上で、早急な対策が求められる課題と言えるでしょう。化学肥料に依存しない、より持続可能な農業への転換が、今まさに必要とされています。
このような状況に対し、私たち株式会社農業未来総研は、新潟県内に豊富に存在する地域資源を活用した循環型農業モデルの構築に力を入れています。その中心となるのが、「籾殻(もみがら)」と、給食センターなどから出る「食品残渣(しょくひんざんさ)」です。
新潟県では、お米の生産が盛んなことから、毎年膨大な量の籾殻が排出されます。しかし、その多くが未活用であったり、そのまま田畑に撒かれたりするだけで、効果的な資源循環には至っていませんでした。また、食品加工事業者や給食事業で発生する食品残渣も、廃棄コストがかかるだけでなく、本来は土壌を豊かにする可能性を秘めた貴重な資源です。
私たちは、これらの「もったいない」資源を、土壌改良資材や有機肥料として蘇らせることで、化学肥料への依存度を減らし、地域農業の持続可能性を高めることを目指しています。
農業未来総研では、これらの地域資源を最大限に活かすため、有機質堆肥である「まる嘉堆肥」と、土壌改良資材である「籾殻燻炭(もみがらくんたん)」の製造に取り組んでいます。これらは、単なる肥料や資材ではなく、土壌そのものの健康を取り戻し、作物が本来持っている力を引き出すための大切な役割を担います。
「まる嘉堆肥」は、私たちの主力商品であり、土壌の微生物環境を豊かにし、作物の生育を力強くサポートします。長年の研究と実践に基づき、最適な原料配合と発酵プロセスを経て製造されています。この堆肥を施すことで、土壌の保水性・通気性が改善され、化学肥料では得られない、ふくよかな作物の成長を促します。
「籾殻燻炭」は、籾殻を炭化させた土壌改良資材です。この資材を土に混ぜることで、土壌の団粒構造が促進され、水はけと保水性のバランスが劇的に改善されます。また、燻炭の多孔質な構造は、有益な微生物の住処となり、土壌の生態系を豊かにします。捨てられがちな籾殻を有効活用する、まさに「資源循環」の象徴とも言える資材です。
私たち農業未来総研は、化学肥料価格の高騰に苦しむ新潟県内の小規模兼業農家の皆様を支援するため、製造した有機肥料(まる嘉堆肥)と籾殻燻炭を、原則無料でお届けする活動を進めています。これは、単に資材を提供するだけでなく、新潟の農業が持続的に発展していくための、地域全体での取り組みの一環です。
「もったいない」を地域の「ありがとう」に変える。
農家・消費者・地域の三者が「よい」形で関わり合える仕組みをつくる。
この理念に基づき、私たちは地域資源の循環を推進しています。
資材の無料提供にあたっては、散布にかかる実費などはご負担いただく場合がありますが、化学肥料の購入費用を大幅に削減できることは、多くの農家の方々にとって大きな助けとなるはずです。私たちは、この活動を通じて、新潟の農業がより強く、より持続可能なものになることを願っています。
私たちの取り組む循環型農業モデルは、以下のような仕組みで成り立っています。

このように、「捨てる」ものから「活かす」ものへと、資源が地域の中でぐるぐると循環していく仕組みを、私たちは新潟市西蒲区のイノベーションラボを拠点に、実践しています。
私たちの目指す循環型農業は、単に堆肥や燻炭を作るだけにとどまりません。土壌の健康を最大限に活かす「不耕起栽培(ふこうきさいばい)」や、作業の効率化・省力化を図る「スマート農業(ドローン活用など)」といった、最新の農法とも連携していくことを視野に入れています。
土を耕さない不耕起栽培は、土壌の微生物や有機物を守り、保水性・通気性を高める効果が期待できます。そこに、私たちの作る良質な有機肥料や籾殻燻炭が加わることで、さらに効果的な土壌改良が進むでしょう。また、ドローンなどを活用したスマート農業は、特に人手不足に悩む小規模農家にとって、作業負担の軽減に大きく貢献します。
伝統的な土づくりの知恵と、最新の農業技術を融合させることで、新潟の農業はさらに発展していくと信じています。
株式会社農業未来総研は、化学肥料高騰という厳しい状況下においても、新潟県内の農家が安心して農業を続けられるよう、地域資源の循環を軸とした活動を展開しています。私たちが目指すのは、「土を再生し、農地をつなぎ、地域で回す」という、持続可能で豊かな農業の未来です。
「まる嘉堆肥」や「籾殻燻炭」の無料提供を通じて、化学肥料への依存を減らし、土壌本来の力を引き出すお手伝いができれば幸いです。また、耕作放棄地の再生、農業体験「畑育(はたいく)」、農福連携など、私たちの幅広い事業は、すべてこの「循環」という考え方で結ばれています。
もし、私たちの取り組みにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、新潟市西区にあるイノベーションラボにお越しください。土に触れ、地域とつながる体験を通じて、農業の新たな可能性を感じていただけることでしょう。
新潟の農業の未来を、地域資源の力で共に築いていきましょう。
◆ 農業未来総研について
農業未来総研は、新潟市西区を拠点に「土を再生し、農地をつなぎ、地域で回す」をテーマに活動しています。
堆肥づくりや耕作放棄地の再生、農業体験「畑育」、農福連携、地域の「めぐる朝市」まで
──土を起点に、地域の農・資源・人がめぐる仕組みづくりに取り組んでいます。
◆ お気軽にご相談ください
農地や土づくりのこと、堆肥や商品のこと、見学・体験・イベントへの参加など、どんな小さなことでもかまいません。
下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
▷ お問い合わせはこちら:https://nms853.jp/contact
◆ 拠点
イノベーションラボ(新潟市西区五十嵐2の町9143-147)
土のマルヨシ(〒959-0423 新潟県新潟市西蒲区旗屋2128-1)
◆ あわせて読む
・土をつくる | https://nms853.jp/archives/category/tsuchi
・農地をつなぐ | https://nms853.jp/archives/category/nouchi
・地域で回す | https://nms853.jp/archives/category/chiiki
・農業未来総研とは | https://nms853.jp/archives/category/about